「春野恵子」タグアーカイブ

声の芸術・浪曲〜終演御礼〜

一昨日、大須演芸場で開催されましたN.H.K(名古屋で春野恵子を聴く会)公演「ケイコ@ナゴヤ」無事に終わりました。ご来場の皆様、気にかけていただいた皆様、誠にありがとうございました。

今回は大須演芸場を会場に定めての初回でもあり、まずはちゃんと終えることが目標だったので、大成功です。収支を合わせるのに目標を定めていくのは次回から。つまり最初は赤字でも、できるだけ継続してやっていくための態勢を早めに作りたいと考えています。

そういう帳尻のことも正直どうでもいいかな、と思わせてくれる恵子さんの浪曲2席「大高源吾笹売りの條」と「落城の淀君」でありました。いずれもトリをとることのできるレベルのいわゆる「大ネタ」彼女の名古屋での会に対する気合いを感じていただけたのではないか、と思います。

今回の番組はこちらです。

一昨年からお手伝いと出演を兼ねるような形で関わっていただいている、登龍亭獅鉃さんのさすがの働きに加え、お初にお目にかかるオレンジ田中哲也さんの爆発力も相当なものがありました。やはり芸人は板(舞台)の上で輝く。放送メディアで見られるのはその上澄みの中のほんのさわりだけなのだな、ということを再認識させてくれたお2人の出番でした。またぜひお呼びします。今後とも宜しくお願いいたします。

そして、これまでと1番の違いは、いつも1回ずつで積み重なりをなかなかお見せできることができなかったのを反省し、さっさと「次」を決めてしまったことです。わき目も振らずに。

次回は

2025年8月8日(金)大須演芸場

となります。定席終わりの翌日で、お盆直前の金曜日です。ご一緒する方は近日中に発表しますので、しばらくお時間をいただければと思います。

声の芸術・浪曲、名古屋での実験の日々は始まったばかりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

探求と調和ー新年ご挨拶

実家です。

札幌から帰った直後に高校時代の恩師を交えての同窓会などの幹事もあり、ひと息つく暇もなく大晦日、そして元旦が過ぎたためご挨拶が遅れました。あけましておめでとうございます。本年もニシムラとAfroWagenをどうぞよろしくお願い申し上げます。今年の予定、今のところ決まっているのは以下の通りです。

2月1日(土)日本朗読文化協会 第9回朗読コンクール出場
https://rodoku.org/
2月15日(土)内燃機関4 出演(朗読)
金山ブラジルコーヒーにて
3月18日(水)浪花ともあれ浪曲三人舞台(制作)
https://www.afrowagen.net/wpr/?page_id=1162
8月下旬〜9月頃 朗読会拓使3(名古屋/神戸市)
9月20日(日)〜22日(祝)順風男女 旗揚げ10周年ツアー愛知公演(制作)
https://junpu-danjyo.com/

SNS、いやもっと前、インターネット上で日記を書くという習慣が生まれて以来、毎年年末年始にいろいろ書いてきました。Facebookに教えてもらったのですが、昨年の年末年始は、その種の長文を書こうとしたら途中で消えてしまい、その後悔を引きずったままごく簡潔にすませていたそうで。

それによって変わったことも、変わらなかったこともあったのでしょう。その総体として、様々なレベルでの様々な要素が関係し合い、その調和によっていま、ここに私はいるのだと思います。そう、ちょうどいまNHKEテレでやっている「呼吸する惑星」で、尊敬する山寺宏一氏がウィル・スミスの姿で語っているように。

紆余曲折があっても浮き沈みがあっても、たどり着く場所に大差がないのであれば、その過程を丁寧に押さえつつ、かつ果断を忘れずに。具体的に言えば、昨年末の札幌行きのように、朗読すること、表現することの根源、原点を疎かにしないように。

44歳、得られるものより失うものの方がそろそろ多くなりかける時です。同時に、これまで私のものだと思っていたものが縁遠くなる一方で、逆に親しみを覚えるもの、近しくなるものも、これから出てくるのでしょう。それらの収支は、まるで地球のエネルギー収支が均衡を目指すように、どこかで釣り合いが取れるのでしょう。

ならば引き続き、妥協せず、心の思うままに。

山寺さんは、番組1パートの最後にこう締めくくりました。「嵐がすぎれば、あるのは青空と虹です」

さあ、また進もう。

2020年も力を貸して下さい。