始まりは2019年の4月18日でした

確認したら、始まりは2019年の4月18日でした。

2009年の「カラフル3」と連携して以来、お付き合いの続いていた愛知県高等学校演劇連盟(名古屋事務局)主催による「高校生のための演劇教室」という鑑賞行事がありました。

2009 劇団コーヒー牛乳・劇団帰ってきたゑびす(「カラフル3 HighSchool Meeting」として)
2014 ゲキバカ(東京都)「男の60分」
2016 飛ぶ劇場(北九州市)「睡稿・銀河鉄道の夜」
2017 天才劇団バカバッカ(東京都)「DADDY WHO?」
2019 壱劇屋(大阪府)「劇の劇」

遡るとこの5本でお付き合いしたことになるわけです。

そこの2020年の演目として、T-worksの前々回公演「Negotiation」を採択していただき、私はいつもの通り、顧問の先生方とともに行事の運営にあたる高校生の子たちの後方支援にあたるものとスケジュールしていたのでした。

しかし、ここでも憎むべきはコロナウイルスでした。

緊急事態宣言と休校明け直後となった2020年は言うにおよばず、その翌年にも何とか実現の可能性を追求したのですが、何ともならず中止の判断を下したときに、拾う神が現れました。長久手市文化の家の、当時演劇を担当していた方が、事業の中で空きがあるのでうちでどうですか?と声をかけて下さったのです。その結果実現したのが、一昨日まで開催したT-works #5「三文姉妹」でした。

https://togetter.com/li/2063877

  

その長久手での本番が2月4,5日の両日、3ステージをもって無事終了いたしました。ご来場の皆様、誠にありがとうございました。当日のお客様の感想などはこちらでご覧下さい。

気がつけばコロナも第8波。どうにかこうにか、1度も陽性を喰らうことなく過ごすことできたのは、これを何とか、何を成功とするかと言われると難しいけれど、3年越しの関わりとなったこれをきちんとした形で終わらせなければ、という思いはありました。だから、一層悔しいのです。ごく限られたお客様にしか観ていただけなかったことが。

T-works、ぜひまた愛知でお呼びしたい。そして野心溢れる劇作家と演出家の組み合わせて展開されるハズレなしの作品群を、より多くの皆様に知っていただきたい。制作者として、久しぶりに前向きになれるプロジェクトと、それに関わる人々にお目にかかれた気がします。受け入れて下さった長久手市文化の家の職員の皆様にも、深い敬意と感謝を。

こんなイラストをササッと書ける人材がいる劇場なんて、そうはないですよ。

今週末は大阪公演。私も伺うつもりです。

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