2018年9月23日

106回目終了!いよいよ「朗読会拓使」

昨日は「朗読濃尾」(ノーヴィ)通算第106回でありました。すっかり涼しくなった夕方の柳ヶ瀬は、夏の間続いていたイベントも一段落して、いつもの静けさ…を、取り戻していてはいけないんですけれども。

街が、少しずつ動き始めました。ずっといしぐれ珈琲のお隣さんで、朗読するのを見守ってくれていた靴の「TANPOPO」も移転・店じまいして、そこにいよいよ、再開発の工事概要が張り出されました。店番をしていたお母さんは、閉店と同時に退職されたのことで、ご挨拶もできないままでした。店は神田町通りの本店に集約されたとのことです。

同じく今年限りで立ち退くことになるであろう、「オギウエサイクル」の奥様が横を通られたり、名残を惜しむように向かいの「大福屋」のお母さんは相変わらずニコニコ聴いてくださっていますが、そんな中で読む「新書太閤記」は、この先どんな意味を持っていくのかな、と考えてみたり、短い時間のうちにいろいろなことを考えました。

Facebookには短いバージョンを貼りましたので、こちらにはこれを。

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中ほどの5分間です。信長と森蘭丸って、いわゆるBL的な二次創作されやすい題材だった気がしますが、もともとはさっぱりしたもので、だからこそ受け手の想像力をかき立てられる関係性が立ち上がるのでしょうね。

さて、岐阜での次回は10月27日ですので、いよいよ来週は札幌で、再来週は名古屋モノコトで、「朗読会拓使」Vol.1が迫ってきました。普通の演劇と比べると地味ー、と思われそうなところでしょうがそこは井上ひさし作品、モノが違います。読み手がそこにおいて行かれないよう、しっかり務めたいと思います。

最後に、「朗読開拓使」ではなく、「会拓使」としたのは、今回の石橋玲さんを始めとする出演者の方、ミュージシャンの方々と打ち合わせていると改めて感じることですが、何事も「わたし」からしか始まらないけれど、「あなた」とあわなければ続かない。そういう弱さを抱えながら「会って」いくことこそが大切なんだな、と。そしてこれからもそうしていくことの、軽くもなく、重くもない決意表明、という意味合いを込めています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ご予約はこちらから→ https://ws.formzu.net/fgen/S37382354/

以上、たぶん42歳最後の更新でありました。