「前にも記したような気がしますが、行きがかり上参加していた「競技朗読」からはこれで引退です。個別個別の場でいただいた栄誉は栄誉として、これからは新たな作品の「発掘」に力を注いでいきます。」
「他人の評価に自らをさらすという意味の行為であり、それを原動力として自らの読みを進めるという側面が、徐々に強くなってきた気がしました。」
『「そこ」で勝とうが負けようが、重要なのは「その後」であり、朗読してる限りは準備と屈伸が続くのですから、と一丁前なことを申し上げておきます。』
2023年の2月、最後に朗読のコンペティション的なもので出たときに書き残したものです。読み返すと本当に一丁前なことを申し上げていますが、それから離れていた間も、何度かコンテスト・コンクール的なものに出ようかな、と思ったことはあったのです。ただやはり、上記のような思いが先に立って、振り出しに戻る、的な。
しかし、今回「声つむぎ演読コンテスト」にエントリーしたのは、2つの要素が重なったからでした。
https://www.hyouten.com/koetsumugi_2026#toc4
作品の発掘、ということを自分の読みの主眼におくに当たっても障害や壁になるものはどうしてもあって、その1つが作品の隣接権を含む著作権です。今回の主催の三浦綾子記念文学館の実施要項には、本選出場者となった場合の「特典」としてこうありました。
「三浦綾子著作(単著99作品)の朗読および演読の使用許可証(紙)
※許可証の有効期間は 2026 年 8 月 8 日〜 2027 年 8 月末日です
※対面での朗読会等のほか、オンライン配信も可能な使用許可です」
発掘せよ、ここから、と三浦さんから言われているようなものです。このオファーにはなんとしても応えなくてはならない。そう感じたのです。そういうわけで浪曲ロッキューの直前ではありますが、5月以来の北海道に乗り込み、ひとり語りという形態で三浦作品に向き合ってこようと思います。
本番は8月8日(土曜日)。三浦さんが初めて代用教員(今で言うところの臨時的/任期付任用教諭)として勤めた歌志内市での開催です。